水耕栽培とは土を使わずに植物を育てる方法のことです。
一昔前までは大規模な工場で行われるのが普通でしたが、今ではご家庭で行うこともできますのでマンションのベランダなどで楽しんでいる方もいることでしょう。
でも、「やってみたけれどうまくいかなかった」という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は水耕栽培を始める際の注意点をご紹介しましょう。
水耕栽培に興味がある方、始めてみようと思っている方必見です。
水耕栽培に必要な物とは?
水耕栽培を始めるにあたって必要なものをご紹介します。
- 液肥(水のようにも見えますが植物に必要な養分が溶け込んだ液体です。)
- 液肥を入れる容器(土栽培の植木鉢に当たるものです。)
- 培地(植物が倒れるのを防ぐものです。)
- 根に酸素を送る道具
- 育てる植物
あるもので代用はできるけれど……
「水耕栽培 やり方」というキーワードでインターネットを検索すると、たくさんのHPや栽培記録をつづっているブログがヒットします。
その中には空のペットボトルを栽培容器にしたり、台所用スポンジで培地を作ったりしている人もいます。
それを見ていると「なんだ、身近な物を利用すれば高い道具を買わなくてもいいんだ」と思うかもしれません。
でも、代用品で水耕栽培を始めるのは初心者にはなかなか大変。
培地が培地の役割をすぐに果たさなくなったり、根に酸素が上手く送れなかったりして、失敗の原因になります。
慣れてくれば代用品で挑戦するのも面白いかもしれませんが、一番初めは専用の道具を使ってみましょう。
今は必要なものがセットになった便利なキットも売っています。
水耕栽培に向いている植物、向いていない植物
水耕栽培は理論上はすべての植物で行うことができます。
しかし、今の技術では水耕栽培に向いている植物と向いていない植物があるのです。
向いている植物はレタスや菜っ葉などの葉物野菜やハーブなどです。
逆に向いていない植物は根菜類。
ジャガイモや大根などを液肥の中で大きくするのはなかなか難しいのですね。
また、水耕栽培に向いている植物の中にも、初心者では栽培が難しいものもあるでしょう。
バジルやルッコラ、ミントなどのハーブ類は生命力が強いですから、初心者にもぴったりです。
水耕栽培を始める時は、植物の育てやすさにも気を配りましょう。
いかがでしたでしょうか。
「植物を育ててみたいけれど、土の始末が難しい」という方はぜひ水耕栽培を始めてみてはいかがですか?
水耕栽培を始める際は、今回ご紹介した注意点を意識してみてくださいね。